Web制作会社がなぜコーディング代行?MARUTTOが生まれた背景

私たちジェイ・ライン株式会社は、Web制作の現場を長年にわたり支えてきた制作会社です。企画・デザイン・構築・運用までワンストップで手がける中で、私たち自身、エンジニアリソースの確保が大きな課題となってきました。
案件は増えているのに、コーディングを担えるエンジニアが慢性的に不足している。外注も検討するが、納期・品質・コミュニケーションなどの不安要素が大きく、なかなか踏み切れない。
私たちは制作会社として、まさにそうした悩みを抱える当事者でした。しかし、その時に「この課題、自社だけの問題ではないのでは?」とも思ったのです。
採用のプロだから見えてきた課題
私たちジェイ・ラインは、Web制作だけでなく人材採用事業も展開しています。
その中で、「優秀なエンジニアの採用は、どの企業にとっても年々難しくなっている」という実感を強く持っていました。
エンジニアが活躍する場は今や私たちのようなWeb制作会社だけにとどまらず、IT企業、メーカー、金融、広告、小売、自治体まで、あらゆる業界でWebやシステム開発の需要が拡大しています。
「このままでは、せっかくデザインや企画の力があっても実装できないという理由で案件を逃してしまう会社が増えるのではないか?」
そう考えた私たちは、自社だけでなく全ての制作会社の助けになる存在になるサービスをつくろうと動き始めました。
国境を越えたエンジニアの採用
そこで私たちが選んだ手段が、海外パートナー企業と協力したエンジニア採用です。
国内では採用が難しい状況でも、海外に目を向けるとその幅は大きく広がります。
実際に、ベトナムの信頼できるネットワークとつながったことで、エンジニアの採用と育成が現実的に可能となりました。
もちろん、最初は言語の壁で苦労する面もありました。しかし、WEB制作会社として1000社以上の実績があるジェイ・ラインのエンジニアがコーディングの品質チェックを行い、ルール設計・指示・チェック体制を明確化することで、国内案件にも全く申し分ない品質とスピードを実現。
そして2020年、正式に「MARUTTOコーディングサービス」として立ち上げに至りました。今では現地エンジニアも拠点は違いますが、なくてはならない重要な仲間で、非常に技術力の高いスタッフばかり在籍しています。
MARUTTOが目指すのは「共創できる助け手」
MARUTTOは、単なる「作業の切り出し」ではありません。
デザインの意図や構造を理解し、一緒に良い制作物を作るパートナーとして伴走するコーディングサービスです。
HTML/CSS/JSの実装から、WordPressなどのCMS構築、レスポンシブ対応や動きのある演出まで、幅広く対応。納期や予算、案件のボリュームに応じて、柔軟にサポートが可能です。
私たちジェイ・ラインではこのMARUTTOコーディングサービスを通じて、すべての制作会社の助けになる存在になりたいと本気で思っています。
エンジニアを確保できずに困っている企業、内製だけでは間に合わない企業、コーディングの品質に悩む企業——そんな現場の課題を、私たちは真正面から受け止め、支える存在でありたいと考えています。
制作会社だからこそわかる「現場のリアル」に寄り添いながら、これからも全国のパートナーの皆さまと“共創”していきます。
